神秘

撮影:母
撮影:母

いつぶりでしょうか。


急遽ふと、
生まれ故郷の街に降り立ちました。


1~2時間に一本のバスに乗り、
ある場所へと向かう。
今、とても会いたいと思っていた人のところ。



4月に母になった彼女。



赤ちゃんがまだ彼女のお腹の中にいた頃、
男の子か女の子かもわからなかった頃、
その頃わたしが取り組んでいたのは
「今日、妊娠が発覚した女性」の役。


そんな時期に彼女の妊娠を知り、
おめでとうの気持ちと、妊娠さんの話が聞きたいという気持ちから、彼女に連絡を取りました。



いつぶりでしょうか。。



突然の連絡にも関わらず、
漠然とした質問にも、
細かい問いかけにも、
ひとつひとつ丁寧に答えてくれました。




それから数ヶ月。




生誕のご報告**




まるで自分のことみたいにと言ったらおこがましいけれど、
でも家族の幸せを喜ぶくらいに、
感慨深いものがありました。



に、加えてさらに、
思いがけない偶然の奇跡!



赤ちゃんの名前が、
役の中で私が密かに我が子につけていた名前と全く同じ名前!だったのです!!
誰にも言ってなかったのに。
漢字まで!



運命。



奇跡。



神秘。




久しぶりに会う彼女は、
「お母さん」でした。


そこで過ごす何とも神聖な時間の中で、
赤ちゃんほど、
安らかで
清く
純粋で
素朴で
無邪気なもの、
生命力に溢れたものって、
他にあるかしら。


と、思いました。



世界が赤ちゃんでいっぱいになったら、
この世の汚い部分もすべて浄化され、
柔和な世界が訪れるのではなかろうか。



と、願いを込めて思いました。



産まれたての神秘を抱かせてもらい、しっかりとその、溢れる生命力の重みを、体感して参りました。





久しぶりの里帰り。
自分自身の母を喜ばすこともできて、
ほんとに短い時間だったけれど、
思い切って降り立ってみて、よかったなと思います。





ありがとう。





筋肉痛の予感  左腕の痺れを、
人しれずによろこんでいる。