今は昔

大林宣彦監督『野のなななのか』
大林宣彦監督『野のなななのか』
「魂」だなんて、
気取ったコトバだと思っていた。
「魂」だなんてコトバ、
気恥ずかしくて、発することなどできなかった。


格好つけていたんだと思う。
すましていることで、
他人と距離を取ることで、
自分を守っていたんだと思う。


私の周りには、
「魂」というコトバを当たり前のように発する人たちが、大勢いる。
「魂」で生きている。


私も今では「魂」というコトバを、
なんの躊躇もなく発することができる。


魂が震える瞬間
魂に響く感覚

を、知ってしまったから。


いま、ここで、生きていることを、
楽しみたいと、
楽しもうと、
ようやく、心から思えるようになった。


私は他の誰でもなく、何でもない。
私は私自身。


伝えたい風景
残したい風景のために、
魂を捧げます。


“私はもう決して迷子にはなりません。”