あるうたに寄せて

書き留めねば。

書き留めねば。

書き続けなければ。







書き続けなければ。







でも何を?






書き続けなければ。








ペンを走らせる。

鼓動が聞こえる。

生きている実感。

心臓の音が大きくなる。


どんどん  どんどん
どんどん  どんどん







書き続けなければ。






書きたいことが山のようにあるんだ。
滝のように流れ出てくるんだ。




すらすらすらすら
すらすらすらすら





ノートが文字で埋まっていく。





止まらない。止まらない手。
文字が溢れてくる。





書きたいことが、山のようにあるんだ。









・・・嘘。








わからない。


手だけが勝手に動いているみたい。


頭と体がべっこみたい。






これはだれ?

これはあたし?






頭と体が分離していく。





心はどこに?






書き続けなければ。






書く・・
ことがわたしの欲求を満たす。




そう、
たかだか自慰行為。



そのためわたしは書くのです。




わたしが幸せになるために。




そのためわたしはうたうのです。






***





深呼吸する度に、
毒を吐く。


深呼吸するように、
毒を吐く。


毒を吐くかわりに、
文字に起こす。



ここにある、
絶対的な安心感。